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今日は陶芸の日ー特に染織!
更新日:2016.9.21
今日は工芸の日でした。全国的にではなくて、井谷の個人的なものですが。
11時に、東海東京証券ギャラリーで、瀬戸陶芸協会80周年記念陶芸展での加藤令吉先生のギャラリートークを聞きに。加藤先生は大学でも教えていらしゃるだけあって、お話がとても分かりやすく、簡潔で示唆に富んでいました。残念だったのはトークの時間が短かったこと。もっともっと聞いていたかった!今度加藤先生の学生になりたい!
そのまま徒歩で日本橋三越に向かい6階の美術画廊で今日から開催の東京藝大漆芸科教授小椋範彦先生の個展へ。個展に出ている漆絵パネルは先生が伝統工芸展に毎年出品されている箱ものなどとはまったく違って(それはそれで好きなのですが)、ヨーロッパの乾燥した風がそのままパネルから感じられそうな質感。あの独特の香りと肌に当たった時の感触まで感じられそうです。
そのあとは7階に上がって、伝統工芸展初日。作品を見るだけでなく会場にいらっしゃるいろいろな先生方に会えるのも楽しみの一つ。大角幸枝先生と村上良子先生のお召し物の素敵なこと。きっちり着ていらっしゃるのに楽そうで。
ガラスの白幡…先生のはどうやって作るのか制作過程をお聞きすることができてラッキーでした!
当協会常任理事の須田賢司先生の嵌装小箪笥「青蓮」も小ぶりでしたが緻密に作られていて、でもふっと力が抜けたところも見られ(手を抜いたというのとは全く違いますが)、なんか新しい境地が見えたような。
今年の伝統工芸展は個人的には福田喜重先生の訪問着や、平良敏子先生の「素地花絽織」など染織が充実しているように思いました。紅型が特に良くて、ほしいな、いえ、、買えませんが、、素晴らしい1日でした!